当店の焙煎豆についてですが、季節限定のものを含めると、ブレンドからシングルオリジンまで20種類近くございます。
もちろん、それらの焼き方は一様ではありません。 大きく分けると、8通りの焼き方(プロファイル)がございます。
実は開業時に定めたプロファイルについては、もっと細かく分けていて、さらに倍ちかくあったのですが、現在はその8パターンに基づいて焼いております。
8通りの違いについては、焙煎度によるものと、生豆の特性や量に応じたもの、それぞれを考慮して、ガス圧、設定温度、ダンパーの調整を行なっております。
全自動の焙煎機ではないので、それらのパターンをきちんとメソッドとして守りつつ、焙煎士の五感を駆使して焼いておりますが、さながらマニュアル車を運転するかのような楽しさがあります。
そのマニュアル車的な焙煎機を2台同時に稼働させながらの作業は、まあまあ大変ではありますが、好きが高じて始めた仕事だけに、毎日焼いても飽きることは決してありません。
当店の焙煎機の利点の一つが、比較的単純な機構をしているものですから、故障しても大体のことは自分で直せる点です。
解体清掃やオーバーホールも自分でやっています。 それだけに愛着も湧きますし、中身の構造がつかめているので、焙煎メソッドの細かい修正も臨機応変にできます。
底の見えない沼にハマってしまうような事態もたまにありますが、今のところは大概自力で調べて解決できているので、今後もこの焙煎機を大事に使い続けていきたいと考えています。
焙煎にも、抽出にも、理論と検証を重視し、手間暇を惜しむことなく日々実践する。 そんな珈琲を追究しているのが弊社のコアコンピタンスであることは間違いありません。