こだわって美味しいお米を作り、昔ながらの稲作法を守っている農家を応援したいと、数年来定期便でお米を送ってもらっている農家さんから、いつも会報のようなお手紙をいただくのですが、今回以下のような一文があり、強く感動というか、共感したのでご紹介します。
(以下、お手紙より一部抜粋)
”稲という植物は種を放っておくと何もしないでも育ち、穂をつける逞しい植物です。しかし収量、美味しさを追求していくと限りがありません。
またその収入で家族を養い、顧客の皆様に対してはクレームのないように、また欠品のないようにしなければなりません。
令和の米騒動の中で、米を探して弊社にも沢山のお問い合わせがあります。
しかし今でも弊社が米の生産を継続できているのは、今まで米の値段が安かった時にも買い支えていただいた皆様があったからこそです。定期便のお客様の分は優先的に確保しておりますし、価格もお約束した価格でお送りします。”
この一文を読んで、恥ずかしながらなんですが、弊社も同じような気持ちと姿勢で、卸先や長年に渡りご購入いただいているご贔屓様へ、焙煎豆をお送りしていることを知っていただきたく思いました。
それも老舗の先達から学んだ心意気の一つです。
その心意気とはなんぞやですが、「商売は細く長くのお付き合いが大切」と言うものです。
当店には、長年に渡り定期でご購入いただいているお客様が決して多くはないのですが、一定数いらっしゃいます。
その内訳としては、卸先の法人様や店舗様、個人のお客様などですが、いずれにしても定期購入の場合、基本的に値上げをお願いすることはありません。
実際にこの15年を振り返っても、お値段を設定した上で定期的にご購入されているお客様については、値上げをお願いしたことはありませんでした。
それも、長くお付き合いをさせていただいていることへの感謝の気持ちからなのですが、このようなやり方については、珍しいと言われることもあります。
人によっては、長く継続して購入してくれているのだから、相手も多少の値上げをしても離れていかないだろうという考え方もあるでしょう。
でも、弊社はそれとは全く逆で、できる限り長くご購入していただいているのだから、そのこと自体に価値があると考えています。これは、弊社が永続企業としてこの先何百年も、何千年も存在し続けていきたいという理念に基づいているからこそです。