喫茶葦島 15周年に寄せて

 本店の喫茶葦島は、5月15日に無事15周年を迎えました。

 これもひとえに、ご来店くださるお客様、関係者の皆様、共に働いてくださるスタッフの皆さんのおかげです。

 いつも本当にありがとうございます。

 15年前のオープン当日、プレスリリースはもちろん、事前告知はごく限られた関係者のみにしか行なっていなかったこともあり、お客様は数えるほどでした。本当に静かで穏やかなスタートを切ったことを覚えています。

 幸いにも本店開業後、8年目に烏丸店、13年目に高島屋店と徐々にですが店舗を広げることができました。

 とはいえ、当初から今のような状況を目指していたわけではありません。

 目の前の課題をクリアすること、お客様や関係者の方々からのご要望にお応えすることで精一杯でしたので、気がついたらいつの間にか15年経っていた感じです。

 実は開業以来3年間は赤字続きで、大変苦しい期間がありました

 でも「昨日よりも今日を一歩ずつで良いので、常に前向きに改善していこう」という気持ちで日々、皆で力を合わせて営業を続けてきたからこそ、今があると思います。

 開業メンバーは、私と学生11名、スタッフ全員が飲食業未経験者ばかりの素人集団でした。

 そもそも私自身が飲食業出身ではなく、主に事務系の仕事をしてきた者でしたから、飲食のプロとまでは言えませんでした。

 ただし、職務経歴として、一応企業経営の基礎知識を経験できる組織にいたため、そこで学んだ経験知識を応用することでスタートできました。それが結果的には良かったのかもしれません。

 珈琲については高校生の頃から趣味として嗜んでいたこともあり、それなりにやっていけるという自負はありました。

 そんな素人集団でも、会社の理念がきちんとあり、品質にこだわった商品とサービスを提供し、誠実に丁寧に仕事をすれば、いずれ多くの人に認められるようになるだろうと、そういう気持ちで毎日を重ねてきました。

 今後の展望としては、本来弊社の強みである、「一人一人のお客様に対して丁寧に誠実なサービス」というモットーを愚直に守っていきたいと考えております。

 丁寧さや誠実さは一見非効率に見えても、結果的として効率的となる場合が実は多いと思います。

 そして、一緒に働く仲間を大切にして、上下和親し相互協力しながら、日々営業を続けていきたいと存じます。

 以上のことは、当社の経営理念である「中庸「調和」に基づいております。

 最後になりますが、私は葦島がお客様にとって、いつ訪れても安心して時間をお過ごしいただけるような店であり続けるよう努力いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 また一緒に働いてくださるスタッフの皆さんには、葦島の一員であったことが良き思い出に残るような、そんな企業でありたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

店主拝